・有酸素運動
有酸素運動とは、軽~中程度の負荷を継続的にかける運動のことです。酸素を使って筋肉を動かすエネルギーである脂肪を燃焼させることから有酸素運動といいます。脂肪を消費するため、体脂肪の減少や高血圧などに効果が期待できます。
・無酸素運動
短い時間に大きな力を発揮する強度の高い運動を指します。
筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すことからこのように呼ばれています。エネルギーの発生に酸素を必要とせず、糖をエネルギー源として利用します。全力もしくはそれに近い筋力を短時間で発揮しやすいのが特徴です。
有酸素運動に向いているタイミングは食後約1.5時間経過してからです。食事をしてから、血糖値がピークになるのは1~1.5時間後といわれています。このときに軽い運動をすることで、食後の高い血糖値や中性脂肪値を抑えることが期待できます。
食後すぐや胃の中にまだ残っている状態での運動は消化の妨げになるので、1.5時間程度の間隔をあけてから運動することが望ましいです。
無酸素運動は決めた回数の運動を、余力を残さないように全力で取り組むことが重要です。無酸素運動を繰り返し続けることで筋肉自体の強さが増し、動作スピードの向上や筋力強化が望めます。
しかし、ご高齢の方やウォーミングアップ不足、高血圧疾患の人は要注意です。筋肉を痛めてしまう可能性や、運動後の心臓発作(狭心症や心筋梗塞)や急激な血圧上昇などのリスクを伴う場合があります。十分なウォーミングアップを行い、ご自身の健康状態を確認してから行いましょう。
有酸素運動、無酸素運動とそれぞれの特徴を知らずに、好きな運動や、得意な運動だけを選んでいた方もいるのではないでしょうか。
有酸素運動、無酸素運動を使い分けることで目的達成への道につながります。あなたの目的にあった運動を選んでみてくださいね。
代表プロフィール
元暗闇ボクシングジムb−monsterのperformer。東京、名古屋で1対多のグループレッスンを中心に年間1000人以上を指導。東京では、電子制御スミスマシンhigatrecを使用しマンツーマンのパーソナルトレーニングを経験。